Nodame Cantabile

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3. Vie scolaire au CNSMDP コンヴァトでの生活

※のだめの通うパリのコンセルヴァトワールは以下「CNSMDP」とします。
※ここではのだめの1年目にあたる2005/2006年のデータを参考としていますが、毎年ほぼ変わりません。

■授業期間
 11巻にも出てきましたが、フランスには入学式というものはありません。CNSMDPもしかり。
新学期のことはラントレRentréeと言うのですが、この初日から早速始まります。もちろんオリエンテーションはあるようで、新入生の集合は9/15の9時半、と決まっています。
大抵は、最初の日に授業の取り方や必要書類、必要事項などを言い渡されます。それでさっそく授業開始。
何にでも入学式のある日本からみたら、想像がつきませんよね。調子狂います。
同じ日から新入生以外も授業開始です。
また、それに先立ち学校がオープンするのが9/5(月)。つまり、この日から練習室などを使う事ができるということでしょうか。
そして、年度末は6月末日。翌日からは夏のバカンスです。丸々2ヶ月ですね。いいなあ…
公的に学校が閉まるのは7/13の夜。翌日はフランス革命記念日(Quatorze Juillet)です。

バカンスは夏以外にももちろんあります。
・万霊節(Toussant)のバカンス:
  10/22(土)夜〜11/2(水)朝(つまり10/23〜11/1)
 トゥーサンは11/1。日本のお盆にあたります。
・ノエル(クリスマス)のバカンス:
  12/17(土)夜〜1/3(火)朝(つまり12/18〜1/2)
 ノエルはキリスト教徒にとって一番重要な休み。この期間は練習室にも入れないそうです。
・冬休み(Vacances d'hiver):
  2/11(土)夜〜2/27(月)朝(つまり2/12〜2/26)
 通常、冬休みを挟んで、ちょうど前期と後期に分かれます。
 この期間を使って入試が行われるようですね。
・春休み(Vacances de printemps):
  4/8(土)夜〜4/24(月)朝(つまり4/9〜4/23)
 所謂イースター休暇(Vacances des Pâques)です。

ノエルのバカンス以外は特記がありませんので、練習室も使えるようになっているようです。
(しかし、元ヴァイオリン科の友達の妹に訊いたところ、昔はヴァカンス中は学校に入れなかったそうなので、微妙ですが。ちなみに昨年7月上旬に私が行ったときは開いていて練習している音も響いていました。現校舎になってから変わったのかも。)
CNSMDPは同じ建物に併設で学生寮もあるし、自宅で楽器を練習できない人の為に解放されているのでしょうね。
でもノエルはやっぱり特別。

その他には、祝日として、休戦記念日(11/11)、メーデー(5/1)、戦勝記念日(5/8)、キリストの昇天祭(5/25)が休みになります。(2007/2008年度の場合、復活祭(3/24)精霊降臨祭(5/12)も休日になっていますが、休戦記念日(日曜日)とキリストの昇天祭(これも日曜日)は特に書かれていません。もし平日にあたったら、普通に授業はないということでしょう。)


■ピアノ科の授業
 さて、のだめ達の在籍するピアノ科はどんなカリキュラムなのでしょうか。
授業については、キャラブックに書いてありましたので省きます。

(1)在籍期間
 3年または4年(4年以内に卒業できない場合は退学)

(2)試験(Examens de contrôle)
1年次:
 1)3つのエチュード(ショパン、リストともう一つ)
  ※試験時に2または3つ指定される
 2)バッハの前奏曲とフーガ1つ
  ※生徒側から2曲選んだ中から1曲を試験官が指定
 3)課題曲1曲 -試験の5週間前に掲示
 のだめの1年生の試験は出てましたねー。

2年次:以下の3つを40分以内で演奏のこと。
 1)古典のソナタ1曲
 2)現代曲1曲(1940年以降)
 3)その他選んだ曲を1曲。

3年次(または4年次):
 45分の持ち時間で自由選曲。異なる時代のもので構成すること。

 以上の年度末試験では、3段階評価(mention)-Très Bien(優), Bien(良), Assez Bien(可)で評価され、それ以外は落第=退学(!)。
なんとまあ、厳しい…普通の学校ではmentionは成績の良い人に付くもので、赤点以上mention未満があるんですけど(passable)。これでは、1年生のときにAssez Bienだったターニャが必死になるわけです。

(3)最終試験(Examens final)
 賞を決めるためのリサイタルであり、50分以内で下記のように構成する:
 1)課題曲1曲 -試験2ヶ月前に掲示。
 2)自由プログラム -最低2つの異なる様式で構成すること

 この試験の結果、Prix de Piano(賞),Très Bien(優), Bien(良), Assez Bien(可)で評価されます。

  そして、最終的に他の教科(室内楽やアナリゼ、選択科目等)の単位を取ると、ディプロム(免状)が取れることになります。ディプロム取るのはやっぱり大変です。


【参考サイト】
パリ国立高等音楽院(CNSMDP、のだめの学校)

初出:2007.6.8

 

1.コンセルヴァトワールとは
2.入学試験

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