+ イイタイホウダイ +

英語。

 ノエル休暇の打ち合わせで、イギリス滞在中のS宅に電話したときのこと。
 あいにく彼女は留守。電話に出たのは彼女のルームメイト。日本人ではないので、日本語はわからない。もちろん、フランス語もわからない。共通語は英語。
 「ごめんなさい、Sは外出しているの。」それはわかった。理解できた。
 そこで私の口から出てきた言葉は
 「D'accord! Merci.」
 思いっきりフランス語。
 しかも、フランス語で喋っている・・・いや、英語じゃないことに気づくのに数秒。(英語で言わなきゃっ)と思っても、英語で「わかった」というのは何と言えばいいのかがわからない。
 しばし沈黙。
 すると、相手が「OK?」と言ってきた。
 ・・・・・・私は、「OK」もわからなかったのか(恥)。
 慌てて「OK,OK!」と答え、ホッとしているのもつかの間、相手が「何か彼女にメッセージある?」と聞いてくれた。
 聞いてくれたのはいいんだけど、何て答えればいいの??
 「また電話する」って言いたいわ〜と思いつつ、口から出てきたのは「Je la rappelle...」それはフランス語。
 慌てて英語に言い直そうと思っても、一生懸命単語を探して、「I call...」しか出てこない。どうしよう〜。
 おろおろと口ごもっていると、相手が「you call later?」と聞いてくれ、ホッとして(そう、そうなの、後で電話するの〜)と口から出てきた答えは「Oui!!」・・・それもフランス語。
 もうこうなったら早く電話を切るしかない、と終わりの言葉を探し、なんとか「Thank you. Good by!」と言ってやっとのことで電話を切った私。

 今、私の頭の中では「外国語=フランス語」になっているらしい。
 英語は聞いたり読んだりするのはなんとかわかるけど、話すのは全くわからなくなってしまったらしい。
 しかも、聞くのも、フランス語の方が楽になってきているようで・・・。
 っつーか、「OK」もわからないってどういうことよ?フランス語でも同じ言葉使うじゃん。

 数日後。今度はアメリカ留学中のMからメールが。彼女のパソコンが壊れたとかで、日本語が打てないらしい。ということで、英語で書いてあった。それはいい。理解できた。
 が。
 「返事は英語か簡単な簡単なフランス語でお願い!」
 ・・・・・・私に、英語を書けと!?
 しょうがない、なんとかなるさと書き始めたものの、「Hello! I'm Tamago!」で止まってしまった。
 大丈夫、フランス語でもいいって言ってたから、と、とりあえずフランス語で書き、次に彼女がわからなかった時用に英語でも同じことを書こうと決定。フランス語はすらすら終わり、英語の番になったのだけど、全く書けない。言葉が出てこない。過去形さえわからない(爆)。
 考えること数分。翻訳サービスサイトで、仏→英翻訳をし、明らかにおかしいとわかったとおころだけ直して、「この英語は翻訳サービスを利用したから、間違いだらけだよ〜。ごめん」と断り書きをし、送信。今の時代。便利なものがあって良かったよ〜。
 後日。我が家にやってきたSにその英語レターを見せたところ、「・・・まちがいだらけだよ」と厳しい指摘。ふに〜〜〜〜っ。

 以前、旅行とかでフランスに来たときには、何かトラブルとかがあると、フランス語より英語のほうが出てきたのだけど、今では英語は殆ど出てこない。それはフランス語が上達したということで、良いことなのだろうけれど、ねえ。

 私の英語力ははたして回復するのだろうか?


2002.1.6