+ AOUT 2002 +

8/15(Jeu)

 久しぶりに朝寝坊。天気も良好。お昼までの2時間ちょっと、グルノーブル唯一の観光名所である、バスティーユ要塞に行くことにしました。
 バスティーユ要塞は、街を流れるイゼール川を挟んでCentre Villeとは反対側にある丘の上に築かれた古い要塞で、ボール型のロープウェイで行くことができます。かなりの高さの要塞から見るグルノーブルの街の眺めは最高に綺麗。四方を山に囲まれ、古い町並みと新しい町並みが見えます。よく晴れた今日は、モンブランの頂まで見えました。ん〜、すごい。
 お昼を買って帰宅し、ちょっとお昼寝(爆)してから、いよいよ宿題に取りかかります。思ったよりも時間がかからず、夕食を作ろうと中断したときにはすでに3/4が終了。うん、いい調子。最初は1枚書くのに1時間半はかかっていた手紙(の課題)も、慣れてきて、半分以下で書けるようになりました。慣れって大切ね。
 夕食はまたまたリゾット。先日の残りのトマトピュレの消費です。今日は2回目だったためか、前回よりも上手くできました。でも、またまた作りすぎ・・・。明日から3日はここで食事できないのに、どうしよう。冷蔵庫に入れて置いて保つかなあ。


バスティーユ要塞の上から見たグルノーブルの街

8/14(Mer)

 明日は祝日。いつもの2倍はある宿題の山をそのままにして、映画を見に行きました。6月末の公開からずっと見たかった「L'auberge espagnol」。フランスで目下ロングラン中、いろんな人から面白いという評判を聞いていたのですが、公開からずっと時間がなくてそのままになっていたのです。
 街の中心にある映画館に着くと、何故か人の姿がありません。なんだかさびれた所だなあ、と思いながらも、この映画を上映している映画館はここが一番近かったので、ポップコーン片手に席に着いて待っていたのですが、人が入ってくる気配もありません。映画が始まる直前に振り向いてみたところ、なんと観客は私の他にひとりだけ。・・・え?
 映画自体は「青春!」という感じで面白かったのですが、あまりの寂しさに気分がイマイチ盛り上がりません。グルノーブルってこんなに映画空いてるの?
 帰りに遠出してカルフールで買い物をし、簡単に夕食を取ってリラックス。10時頃にコーラを冷蔵庫に戻しにキッチンへ行ったところ、そこではヨハン君と台湾人の女の子、お向かいの日本人の女の子が食事中。私は食事を終えていたのだけど、なりゆきでそこに参加し、サラダをごちそうになっちゃいました。途中で台湾人の子が学校のFeteで抜けたのですが、それからも話は延々と続き、気づいたら既に11時半。慌てて食器を片づけ、部屋に引き上げることになりました。さすがに疲れたのですが、ヨハン君の依頼で、教えた日本語のフレーズをノートに書きにヨハン君の部屋へ。日本語を習い始めて2週間のヨハン君は、今一生懸命言葉を覚えているのです。彼の部屋には英語やフランス語の工学書が一杯。それを見ながらも、日本の大学に留学したい彼とまたまたお喋りを続け、本来の用事を済ませて部屋に戻ったのが12時。なんだか長い午後でした。

8/12(Lun)

 先週末からフランスは異常気象に見舞われ、朝は息が白いほどの寒さ(涼しさを通り越しています)、昼でも震えが来るほど。もう、いいかげんにしてほしいです。今が真夏だなんて信じられないくらい。雨も毎日降り、気分はまるで晩秋。服がないのに、どうして過ごせばいいのでしょう。おかげで風邪気味。今朝も寒くて目が覚めてしまいました。
 震えながら授業を受け、お昼に外に出てみると、久しぶりの晴れ間が。気温も春くらいまで上がっているようで、気持ちの良い暖かさです。ああ、やっぱり気持ちいい。
 ランチは土曜日に買っておいたハムとパンでサンドイッチを作る予定だったのですが、共同キッチンの自分の冷蔵庫を開けてみたところ、ハムがありません。鍵をつけていなかったため、誰かが盗っていったらしいのです。何て事!これではランチになりません。仕方がないので。寮の前にあるカフェテリアでピザを頼んだのですが、これがもう・・・激まず。美味しいピザに出会うことは稀だけど、はずれることはめったにないはずなのに。トマトソースではなくてケチャップを大量に乗せたような刺激に耐えつつ、なんとか飲み込みました。これで1,60ユーロも取るなんて、詐欺だよ〜!
 一旦学校に戻ってラボで自習した後、帰宅。今日は時間のかかりそうな宿題が出ていたので、さっさと夕食を食べて取りかからなければなりません。そのため、夕食の準備を早くから始めていたのですが、あともうちょっとでできあがりというところで、先週顔見知りになった西洋人の男の子と日本人の女の子が現れました。彼は日本語を習い始めたばかりだそうで、片言の日本語とフランス語で会話スタート。こういうのも久しぶりだったので、ご飯そっちのけでしばらくお喋りしてしまいました。フランス人かと思っていた彼ヨハン君はデンマーク人。今はこっちの大学で勉強しているので、デンマーク語を忘れかけているらしい。おいおい、母国語でしょ〜。まあ、漢字を忘れかけている私も人のことは言えません。そんなこんなでお喋りしていたら既に9時。慌てて食事を終え、宿題に取りかかっていたところ、今度はボルドーのR君から電話が。グルノーブルのレポートとグチを聞いてもらっていたらあっという間に1時間。慌てて電話を切って宿題の続きをし始めたのですが、ちょうど軌道に乗ってきたところで今度は母から電話。そんなこんなで、結局宿題が終わったのが午前2時。月曜からきついよ〜(泣)。

8/10(Sam)★Jarjayes

 2度目の週末もまたまた遠出。今日の行き先は「ジャルジェ村」!しかも、この小さな小さな村はグルノーブルの南に位置し、2時間半ほどで行けるとのこと。ベルばらオタクとして、これは行くしかありません。ということで、実は、グルノーブル行きで一番楽しみにしていたことだったりするのです(爆)。
 激寒の雨の中(最低気温14度位、コートがほしい)、10時の電車に乗り、山の中をくねくね走り抜けて、最寄りの駅であるGapへ。ここから9キロ離れた村へはタクシーしか足がありません。駅前でタクシーのおじさんと交渉し始めたところ、何度「ジャルジェ」と言っても通じません。おかしいなあ、仏語の発音法則上も合っているはずなのに・・・と不思議に思いつつ、試しに綴りを言ってみたところ、タクシーの運ちゃん「ああ!『ジャルジャイ』だね!」・・・そうか、「ジャルジェ」じゃなくて「ジャルジャイ」だったのね。道理で昨日GapのOTに電話したときもなかなか通じなかったわけです。「ジャルジェ」じゃなくてちょっと寂しいけれど、仕方ありません。
 交渉も成立、一路ジャルジャイへ。道中、「こんなに何もない村にアジア人の小娘が何しに行くのか」と不思議がる運ちゃんに、本音を隠して「フランス革命について研究していて、革命時に活躍したジャルジェ将軍縁の地だと聞いて、写真を撮りたいの」と言い訳。間違っていないけど、さすがに「オスカル様に縁の地だから」なんてことは言えません。説明も面倒だし。それで納得してくれてホッとしました。
 くねくねと細い山道を辿り、15分ほどで村に到着。村の入口の「Jarjayes」の標識ににやけつつ(バカ)、村の中心にある教会前で10分待っていてもらい、私はその間にうろちょろと写真撮影。いやあ、本当に岩山の上にある小さな村で、教会以外には何もありません。運ちゃんによると、住人は100人程度では?とのこと。お店もなく、村というよりも集落といった感じ。それでも、「ジャルジェ家の領地にいる!」(実際、この地は史実のジャルジェ将軍が一時所有していました)だけで、嬉しかったです。
 10分後、運ちゃんは満足げな私を乗せて、再びGapの街に戻ってくれました。所要時間約1時間。ちょこっとだけだったけど、嬉しかったです。満足〜。
 そのままグルノーブルに戻り、駅前の中華レストランで春巻きをテイクアウトして、帰宅。移動時間が殆どの旅で疲れてしまったけど、心はうきうきです。んふふ、グルノーブルにいて良かった〜。


村唯一の教会は城館の前。


村の入口から集落を眺める

8/8(Jeu)

 今、私が住んでいる大学寮は、入寮時に住宅保険の加入が必須なのですが(フランスでは借家人の義務となっています)、私のように1ヶ月だけの保険というものは存在しないようで、もたもたしているうちに滞在の半分が過ぎようとしています。夏の郊外キャンパスは人気がなくなり、その敷地にある寮は盗難の危険性が高いので、さすがに保険に入らなければ!と決意。重い腰をあげて、バカンス中に唯一開いている街中の学生向け保険屋さんに行きました。ここは学生向けにいくつかパックが用意されていて、自分の状況に合わせてその場で選び、保険料を確認できます。住宅保険は最低1年なのですが、1年の保険料がなんと19ユーロ。これで盗難保険も入っているのだから、安すぎます。これなら残りの11ヶ月分ももったいなくありません。手続きはあっという間に終わり、その場で証明書をもらって完了。もっと早く来ておけば良かったなあ。
 今日の夕食はリゾット。お鍋一つでできる主食+おかずがこれくらいしか浮かばなかったのです。リゾットと言ってもタマネギとハムとトマトだけなのですが、これで十分。キッチンは共同なので、毎日毎日料理するのも面倒、ということで、ついつい多めに作ってしまったら、・・・3日分くらいできてしまいました。これからしばらくはトマト味とお友達です。レンジもないのにどうやって温めて食べよう・・・。もっと具沢山にしておけば、周りの人に配れたのになあ。これじゃちょっとひもじすぎ。頑張って消費します、ハイ。

8/7(Mer)★Vizille

 数日ぶりによく晴れた午後、急に思い立って、グルノーブル近郊にあるVizilleに行くことにしました。この小さな町に何があるのか、というと、ここにあるお城がフランス革命博物館になっているのです。これは行かないわけにはいきません。
 バスで40分、Vizilleの街に入ると、まず大きなお城が見えてきます。門をくぐると、広大な庭と山が広がっています。まず、そのあまりの広さにびっくり。庭は今では国立公園になっているそうで、観光用のプチトレインまで走っています。運河には鴨や白鳥。いやあ、参りました。
 さて、博物館。学生だということで、なんとタダ。素敵だ、フランス。カルナヴァレ館もタダになったし、ほとんどの美術館で学生割引があるし。日本も見習ってほしいです。
 展示は4階までびっしりで、特に当時の新聞等の展示が多く、革命史を追うエクスポジションもかなり凝った作り。いやあ、田舎だからと半分侮っていましたが、なかなかどうして。さすが、革命への第1歩となった「屋根瓦の日」の地方です。新聞や印刷物に関しては、カルナヴァレよりも充実しているように思います。その他、お約束のバスティーユの模型、ルイ・シャルルの胸像(1790年)、ルイ16世とアントワネットの記念碑の模型等、ベルばらオタク心をくすぐるものもあり。さらには、首飾り事件の首飾りが描かれたお皿まであったりして(しかも下手・爆)。満足満足。
 帰りのバスまで1時間も空いてしまったので、バカ広い庭を散策したり、街をフラフラしたりしてなんとか時間をつぶし、グルノーブルへ帰還。疲れたけど、行って良かったです。ああ、また荷物が増える・・・。


この城が博物館。

果てしなく続く庭

8/4(Dim)★Avignon

 眠い目をこすりながらも、旅先なので8時には起床。最後にネットして(爆)ホテルに荷物を預けて街の散策へ。
 城壁に囲まれたアヴィニヨンの街には、14世紀に法王庁が置かれたなごりの大きな宮殿があります。ただし、革命時の破壊により、現在はただ空っぽの状態。それでもその威圧感はすごいです。元気ならゆっくり見学するところですが、寝不足もたたってなんだか疲れてしまい(って、朝なのに・・・)、ちょっとだけ見て終了(爆)。その後、その裏手にある高台の公園から対岸の街と「アヴィニヨンの橋」を眺め、街を散策して、さっさと帰ることにしました。ちょっと勿体なかったかな?電車ではたっぷり睡眠を取り、ちょっとだけすっきり。でも、まだ眠い・・・。
 寮の部屋で休息し、夕食を作りにキッチンに行ったところ、日本人の女の子3人組に会いました。いやあ、この寮で日本人、いや人に会うことが全然なかったので、なんだか嬉しかったです。人、いるんじゃん。


法王庁宮殿

途切れたままのアヴィニヨン橋

8/3(Sam)★Grignan,Nyons

 夏期講習始まって初めての週末は早速旅行。5時半に起きて、まずモンテリマールへ。そこからバスで約40分。山の中の小さな村、Griganグリニャンが今日の目的地です。
 このグリニャンには、セヴィニエ夫人ゆかりの城があるのです。彼女の娘が嫁ぎ、そして彼女自身も1696年にこの城で亡くなっています。卒論を書いていた時からずっと行ってみたかった場所で、数年越しに願いが叶いました。
 見学はガイド付きツアーのみ。こんなマイナーな城にもかかわらず、見学者は一杯です。私の参加した回は30人くらいいたでしょうか。おかげであまり写真を撮ることができなかったけど、彼女が過ごした部屋を見ることができて、大満足です。しかも、庭からの眺めは最高!もう一度、自分の卒論を読み返してみたくなりました。
 その見学を終えると、他には何もないこの村。バスの時間が合わず、帰りのバスまで4時間以上もあります。ここに4時間もいても何もすることもないしいる場所もないので、14時のバスでさらに先にあるNyonsニヨンスまで足を延ばすことにしました。
 ニヨンスはグリニャンよりも少し大きな街で、南国ムードたっぷりのかわいい街。旧市街は入り組んだ坂道と古い塔が残り、そこからの眺めはまた素晴らしい。ここでのんびり散策し、17時のバスでモンテリマールに戻り、そこから電車でAvignonアヴィニヨンへ。
 今日の宿はアヴィニヨンの城壁の中のホテルです。部屋に入ってまずはネット(爆)。初めは電話線が開いていなかったため時間がかかってしまいましたが、問題も解決、1週間ぶりのマイパソでのネットです。いや〜、やっぱり自分のパソコンでネットするのが一番ね。たまりにたまったメールのお返事やネットサーフィンに時間はあっという間に過ぎ、気が付いたら午前2時。早起きして眠いというのにこの有様。ああ、ネット中毒・・・。


グリニャン城。青いのはイベント用の観覧席。

8/1(Jeu)

 今日こそは週末の予定を確定しなければ、と午後はホテル探しをする予定だったのですが、午後に2時間マルチメディア室での自習があったことをすっかり忘れていました。授業中にそれを聞いて、焦ってしまいました。ひ〜、面倒だなぁ。
 眠い目をこすりつつ、2時間の退屈な自習(爆)を終え、急いで街へ。FNACで旅行ガイドブックを立ち読みしていると、隣にいたおじさんが突然話しかけてきて、この地方のお勧めの街について解説し始めました。いや、私はそこじゃなくて行きたい場所があるんだけど・・・と言っても、おじさんは聞く耳持たず。しかたがないので適当に相手をして、話がとぎれたところでお店を出ました。親切なんだろうけど、なんだかなあ。
 そこから駅に出て、電車の時刻を確認しつつ、ホテルへ片っ端から電話。めぼしいところは全部聞いたのですが、満室ばっかり。空きがあっても、部屋でネットに繋げなかったり(実はこれが一番重要事項)。手持ちの情報がなくなってしまったので、今度は街に戻ってネットカフェで情報集め。はぁ、どうしてこうもないのかしら。
 なんだか疲れてしまったので、寮に戻って、集めた情報を元にまた電話。やっと、一つ見つかりました。良かった〜。予算オーバーだけど、仕方がないかな。ともあれ、これでホッとしました。

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