+ Bordeaux - 基本情報・街の歴史 +

■基本情報
ボルドー市街地へのアクセス
≪空路≫
ボルドー・メリニャック空港より、ボルドー・サン・ジャン駅行きリムジンバスで約20分。リムジンはガンベッタ広場、カンコンス広場経由。
パリ〜ボルドー間は約1時間。

≪鉄道≫
パリ・モンパルナス駅からTGVアトランティックで約3時間、ボルドー・サン・ジャン駅下車。
駅から街の中心はかなり離れているので、タクシーまたはトラム・路線バスを利用。
 トラム
 ・C線 →ガロンヌ河沿いを走る路線。カンコンス広場など。
 路線バス
 ・16番 →街の中心を走る路線。ヴィクトワール広場、ガンベッタ広場へ。

観光案内所(Office de Tourisme)
ボルドー・サン・ジャン駅(バス乗り場付近)、カンコンス広場前。

 

■ボルドーの歴史

●ブルディガラ

 紀元前3世紀、ケルト人によりブルディガラ Burdigala と呼ばれる街ができ、アキテーヌ地方の中心地となっていきました。その後、3世紀頃に街は城壁に囲まれました。街は現在のアルザス・ロレーヌ大通り、シャポー・ルージュ通り、アンタンダンス通りで囲まれたくらいの大きさでした。街の周囲には葡萄畑が早くも広がっていました。


●アキテーヌ公領の都

 7世紀、メロヴィング朝(フランスの前身、フランク王国)の良王ダゴベールによって、アキテーヌ公領が創られ、ボルドーはその都となり、発展していきました。


●アリエノール・ダキテーヌとイングランド領時代

 1137年、アキテーヌ公ギョーム10世の娘アリエノールは、フランス王太子ルイ(のちのフランス王ルイ7世)と結婚しました。当時、アキテーヌ公爵領はアキテーヌ、ペリゴール、リムーザン、ポワトゥ、アングモワ(アングレームを中心とした地域、アキテーヌのすぐ北)、サントンジュ(サントを中心とした地域、ガロンヌ河の対岸)、ガスコーニュ、オーベルニュの宗主権、トゥールーズ伯領・・・つまり、ロワールの南からピレネー山脈に至るフランス南西部全域に及んでおり、それがアリエノールの婚資としてフランス王領となったのです。しかし、この結婚は上手く行かず、ルイ7世は十字軍遠征からの帰国後の1152年にアリエノールと離婚します。

 翌年、アリエノール・ダキテーヌはアンジュー伯アンリ(アンリ・プランタジュネ)と再婚します。彼はメーヌ、トゥールーズ、ノルマンディーの領主でもあり、この再婚によってアンジュー伯領はノルマンディーからピレネーまでのさらに広大なものとなりました。再婚の翌年、アンジュー公アンリはイングランド国王ヘンリー2世(プランタジネット朝創始)となり、ボルドーもイングランド領となります。その後2世紀の間、ボルドーはイングランド領ギエンヌ地方の中心都市としてワイン交易等で繁栄しました。

 しかし、肥沃なアキテーヌの地(ギエンヌ地方)がイングランド領となったことにより、フランスとイングランドの関係が悪化し、英仏百年戦争が勃発しました。その大きな原因の一つがボルドーを中心としたギエンヌの帰属問題だったのです。

 百年戦争の間も、ボルドーはワイン交易で発展を続けていきました。また、1309年にボルドー出身のローマ教皇クレメンス5世が出て、彼がアヴィニヨン法王庁の初代教皇となったこともあり、ボルドーに豊かな資金があったことも発展の一因のようです。

 1453年にボルドーは最終的にフランス領となり、ここに百年戦争は終結しました。


●近世ボルドーの繁栄

 百年戦争の後、ボルドーの経済は停滞期に入りますが、18世紀にふたたび活性化します。
 大西洋に近く、スペインへの街道上にあるという地の利を存分に活かし、ワインをはじめとした貿易の中心地として繁栄しました。ボルドーはフランス王国最大の貿易港となったのです。豊富な富を背景に街も大きく発展し、ロアン館(市庁舎)、大劇場、ブルス広場など現在も残る美しい建造物も次々と現れました。現在のボルドーの姿を創ったのはこの時期と言っても良いでしょう。フランス大革命期には穏健派ブルジョワ議員を多く輩出し、この地方の名を取ってジロンド党と呼ばれました。
 第一帝政期の対イギリス貿易禁止(大陸封鎖令)により一時停滞しましたが、その後の王政復古で再び活気を取り戻しました。

 また、ボルドーは歴史上3度フランスの政府が存在した街でもあります。まずは普仏戦争中の1870年、2回目が第一次世界大戦時の1914年。これらは共に対ドイツ防衛の為でした。そして3回目は1940年、第2次世界大戦時で、やはりドイツの侵攻によりパリから臨時政府として避難したものです。そのため、ボルドーはしばしば「悲劇の都(capitale tragique)」とも呼ばれました。

 現在のボルドーはかつての勢いはないものの、ワインや重工業を中心としたフランス第6の都市として多くの人で賑わっています。


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