アラス
- Arras -

アクセス:パリ・北駅よりリール方面行きTGVで約1時間。

観光案内所(サイトはコチラ):エロ(英雄)広場 Place des Héros にある市庁舎 Hôtel de Ville の中。駅から徒歩10分。


Grand' Placeを彩るバロック・フラマン様式の建物

 ベルギー国境に近いパ・ド・カレー県の県庁所在地、アラス Arras。この街はフランス大革命期、山岳派の首領として活躍したロベスピエール Robespierre の故郷であり、また、「ベルサイユのばら」においては、オスカルの家ジャルジェ家の領地があるとされ、MC2巻では謹慎中のオスカルがアンドレを伴い領地を訪れています。

 現在のアラスはリール同様工業都市として発展しています。特にこれといった見所はありませんが、独特の建築様式を誇る広場や郊外にある城郭 Citadelle、サン・ヴァースト大聖堂と修道院 La cathédrale et l'abbaye Saint-Vaast などを散策して廻ってはいかがでしょう。


広場 Les Places

 La Grand' Place

 アラス最大の見所が美しい方形広場です。中でも最大の大広場(グラン・プラス)La Grand' Place、市庁舎前の英雄広場(エロ広場) La Place des Héros が有名で、石畳の広場の周囲をバロック・フラマン様式 Style baroque flamand の統一された建造物が取り囲み、独特の印象を与えています。このような形式の広場はヨーロッパでもここだけ。8世紀ほど前から広場は存在していましたが、17世紀頃から再建築が始まり、現在の形になりました。


市庁舎 Hôtel de Ville

 エロ(英雄)広場に建つ教会と間違えるような壮麗な建物が市庁舎です。一際高く聳える塔は1463年から建築が始まり、1554年に完成しました。その間、市庁舎の本体は1502年から4年間で創られました。典型的なゴシック様式。第一次大戦で破壊され、現在の建物は1924年から1932年にかけて再建された物です。この塔には登ることができ、アラスの街を一望することができます。


ロベスピエールの家 La maison de Robespierre

 劇場広場 Place du Théâtre から細く短いロベスピエール通り rue Robespierre に入り、ちょうど真ん中あたりにロベスピエールが1788年から三部会議員としてパリに移る1789年まで弁護士事務所を構えていた家があります(プレートあり)。現在は職人博物館 Musée des Compagnons となっています。
 ちなみに劇場広場は恐怖政治時代にはギロチンが置かれた場所でもあります。アラスを代表する著名人であるはずのロベスピエールの名が付いた通りはほんの30mほどの細く短い通りで、また街で数多く販売されている絵葉書にも、ロベスピエールのものは2枚のみ。しかも古ぼけて薄汚れたものがこれまた年季の入ったお店で売っていただけでした。彼の人生の終焉の寂しさを表しているかのようです。

 

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